こんにちは!CATER(ケイト)です。
今回は、Jam著「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」から学んだことを紹介していきます。
他人が幸せそうにしていると、羨ましく思えちゃう
急に大事なことを言われても、こちらとしても困るんだよなあ
過去の後悔、未来への不安、、どう考えたら気が晴れるかな
色々な悩みがありますよね。
でも、もしかしたらたったの一言で無くせるかもしれませんよ
突然ですが、BSテレビの「BOOKSTAND.TV」という、書籍紹介の番組をご存知でしょうか。
私も最近知ったのですが、最新の書籍ランキングだったり、ゲストの方のおすすめの本だったりを、難しい言葉は使わずにわかりやすくお話ししながら紹介する番組で、観ていてとても楽しい番組です。
深夜2:00の番組なので、たまたま起きていれば観るくらいですが、やっているとついつい観てしまいます。
MCの落ち着いた感じの女性は誰だろうなーなんて思っていたら「でか美ちゃん」と書いてあって、「あのでか美ちゃん!?」と驚いた記憶があります。(笑
以前観た時は作家の朝井リョウさんが出ていて、そこで辻村深月さんの文庫本「善良と傲慢」の解説をお願いされた時のお話をされていたのが印象的で、次の日早速書店に買いに行きました。
皆さんも興味がありましたらぜひ観てみてください。
さて、前置きが長くなりましたが、最近同番組を観た際に、ゲストのおすすめで本書が紹介されていました。
番組内でも同じことが言われていましたが、書籍のタイトルがとてもインパクトがあり、つい手に取ってしまったのを覚えています。
タイトルがとても具体的なように、本文でも悩みや怒り、落ち込んだ気持ちの時に、「こんな風に考えたらどうかな」「こうやって考えることもできるよ」と、具体的な考え方を教えてくれます。
そのメスの入れ方もまた的確で、痛快ささえ感じさせてくれます。
挿絵のねこちゃんもかわいくて良いです。🐈
迷えるこねこにすっと手を差し伸べるような本書は、誰しもが抱いたことのあるであろう心のモヤモヤを晴れやかにしてくれるパワーがあります。
- 本ブログでは、私が実際に読んだ書籍から「勉強になった!」「気持ちが軽くなった!」などの学びや感動を紹介しています。
- 普段読書をしない方にも紹介する書籍の魅力が伝えられるようなブログ運営を目指しています。
- 願わくば、本ブログで紹介した書籍に興味を持ち、好きになっていただけると嬉しいです。
- よろしければ感想など、コメント欄にコメントをお願いします。
それでは本題に入ります!
人を羨む、妬んでしまう
多くの高級品を所持している人、大勢の仲間に囲まれている人、美男(女)をパートナーに持つ同性、組織のトップに立つ人、賢い人、強い人、、、
様々な方面で群を抜いている人にスポットが当てられ、輝かしく思う反面、「自分もあんなだったらな」と、少なからず対照的に見てしまい自分を卑下してしまうことがあるかと思います。
一切面識のない遠い人に対してさえもそうなのに、自分と近しい人が幸せそうな環境にいたら余計に悔しく感じてしまうこともあるでしょう。
では、そこでこんな風に考えてみてはいかがでしょうか。
それは、「では実際にその人と入れ替わったとして、自分は幸せか」と。
お金を稼ぐことも、向き不向きがあります。
努力し続けるにしても、興味がないことであれば続けることはできないし、得意でなければ自分だけでなく他の大勢の人間にまで迷惑を及ぼすことになってしまいます。
水中で泳ぎ続けるような息苦しさを感じながら日々を送ることになるのなら、お金稼ぎはそこそこに、平穏に暮らせる方が幸せだと感じることができるのではないでしょうか。
また、挑戦するにしても、他人とは違う自分だけの方法で達成した方が面白いし、最高に決まっています。
大勢の人に囲われる人にしたって、毎日誰かから誘いの連絡が来て、身体に無理かけて夜更かしして散財して交友関係を維持しなければならないのは、きっと辛いことでもあります。
美男(女)とパートナーとなれたとしたって、その相手と自分が上手くやっていける保証はありません。
順風満帆な成功者に見える有名人になってしまえば、常に周囲を気にしながらでないと外を歩けなくなってしまうかもしれません。
何より、他人の人生に移り変わることをよしとしてしまったら、今まで自分自身が歩んできた人生全てが否定されてしまう気がします。
よく見える他人の人生だって、きっと悪い部分もあるはずです。
良いことがなさそうに思える自分の人生だって、全てが捨て切れるものではないはずです。
「あの人はあの人。自分は自分。」
そう割り切ることで、他人の人生も自分の人生も尊重できる気がします。
急なカミングアウト
生活の中で、家族や友人、恋人、同僚から、急に驚くような何かを言われるという場面があるかと思います。
「家を出たい」「転職を考えてる」「もう別れたい」「いじめられている」、、、
考えられることは様々ですが、急に言われた人としてはこう言ってしまうでしょう。
「そんな、急に言われても困る」と。
ショックで感情的になってしまうこともあるかもしれません。
しかし、言った当人のことも考えてみてください。
もしかしたら、「ずっと言いたかったけれども言えず、今やっと言えた」のかもしれません。
驚かせてしまうかもしれない、傷つけてしまうかもしれない、不愉快にさせてしまうかもしれない。
そんな思いを持ったまま長い時間1人で悩んで、それでもようやく勇気を出して伝えてくれた言葉なのかもしれません。
伝えられる時は一瞬です。
それでも相手は、その言葉を言うために長い時間を掛けたのかもしれません。
もしもこの先、自分にとってはショッキングで受け入れ難いことを言われたとしても、相手の苦心には理解を示すことができる心の持ち主でありたいものです。
過去、現在、未来のつながり
当然ですが、時間は繋がっています。
生まれた時から亡くなるまで、人生は一本の線の上に成り立っています。
「過去の結果が現在で、現在の結果が未来」です。
そして、「現在の原因は過去で、未来の原因は現在」なのです。
トートロジー(同じことを反復して言うこと)になってしまっているでしょうが、私にはとても大事なことに思えます。
今現在の人生に、納得できることもあれば、暗い後悔もあります。
怠けてしまった、諦めてしまった、伝えられなかった、知らなかった、楽な道に逃げた、、、
これらは、過去に自分が決めたことで、その上に今があります。
きっと、もっと努力できていれば、もっと違った人生だったろうな、と。
では、今はどうか。
頑張りたいけれど、誘惑に負けてしまう、行動できずにいる、止めてしまう、、、
なかなか満足とはいきません。
それでも、未来を良くするも悪くするも、影響を与えられるとしたら現在しかないのです。
過去の後悔のせいで今に納得がいっていないのなら、それは未来にまで残して良いはずがありません。
寸暇の快楽が長期の無益、むしろ害であることはざらです。
過去の結果が現在だということを正面から受け止める。
そして、未来の原因が現在であることをしっかりと自覚する。
振り返れば、きっと誰しもが短い人生です。
未来で笑える自分であれるように、できることは現在にしかありません。
まとめ
1|人を羨む、妬んでしまう
→ 「では、自分が実際にその人と入れ替わったら」と考えてみると、意外と羨ましくないことに気付く。「他人は他人。自分は自分。」である。
2|急なカミングアウト
→ 自分にとっては急でも、相手にとってはずっと時間を掛けてようやく言えた言葉かもしれない。相手の立場も考慮できるようにする。
3|過去、現在、未来のつながり
→ 「過去の結果が現在で、現在の結果が未来」「現在の原因が過去で、未来の原因が現在」。行動ができるのは「現在」しかない!
以上でJam著「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」の紹介を終わります。
いかがでしたでしょうか。
冒頭で紹介したテレビ番組では、本書の他の項目が紹介されていました。
その項目は、「自分と合わない人が幸せそうにしているのが理解できない時は、『幸せ担当』が違うのだと思うと良い。その人にとっても『幸せ担当』が自分ではなかったように、自分にとっての『幸せ担当』もその人ではなかっただけ」というもの。
とても心が救われるお話ではないでしょうか。
きっと私がこの番組を観ずにこの本を紹介していたとしたら、間違いなく本文の紹介に入れていた項目でした。
「とられた〜」と、勝手に思いましたね。(笑
人と関わっていると、理解し難い方向に進む人がいます。
健全な方向なら全く問題ないのですが、中にはそれが犯罪だったり、迷惑行為だったりしたときは、本当に理解に苦しみます。
そんな人たちにも、分かり合える人がいて、笑い合える居場所があるのです。
だから、自分の理解が及ばない人は、そもそも相手にすることもないのです。
きっと別の場所に「幸せ担当」がいるだろうな、と、放っておいても互いに困らないのです。
すみません、つい紹介してしまいました。
ただ、このように、心を軽くしてくれるお話がたくさん載っている1冊です。
各項目も短くまとめられているので、とても読みやすい書籍でもあります。
今回紹介した内容は書籍のほんの一部に過ぎず、まだまだ沢山の知識、知恵、アドバイスなどが掲載されていますので、是非実際手に取って読んでいただきたいと思います。
もしかしたら、あなたの悩みをダイレクトに解決する何かと出会えるかもしれません。
SS(書籍最高)!
それではまた。
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