こんにちは!CATER(ケイト)です。
今回は、桑原晃弥著「1分間バフェット」から学んだことを紹介していきます。
大当たりなんて狙わない。投資で堅実に増やすには?
投資をする上で何に気をつければ良いだろう?
投資で成功するために何をする?
”投資”に縁がない人にとってはギャンブルのように見えて近寄り難いですよね
「投資で儲けてみたい!」と、誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
部屋から一歩も出ることなく、データ上のお金のやり取りだけで利益を生み出す。
一発大当たりでもすれば、一瞬で生涯で食うに困らない程の金額を手にする可能性もある夢物語。
逆に、一度の負けで大金を失った人も数知れずいることでしょう。
最近ではNISAやらiDeCoやら、国民に投資への敷居を低くする制度ができていますし、余計に”投資”というものに興味が湧いた方が多いのではないでしょうか。
かく言う私も2年程前からNISAとiDeCoをやっているのですが、その成果は今現在のところ、赤裸々に言って”ウハウハ”です。
NISA以前は銀行預金しかしてきませんでしたが、そんなもの比じゃない増え方をしています。
それでも”投資”なので、マイナスになる危険性もあるのでしょうが、「リスク無くして得るものなし」ということで、お財布事情の許容範囲内でやっています。
まあ、私のような素人の話をあてにして投資を始める方はいないと思いますので、やはりプロから学びましょう。
(ちなみに、Copilot調べですが、今現在で日本人口の内、NISA口座を開設しているのは約14%だそうです。)
ウォーレン・バフェットという人物は、投資の勉強をする人なら聞かない人はいない、「投資の神様」と呼ばれている大物です。
本書はそんなバフェットさんのありがたいお言葉を88項目に分け、要点のみをわかりやすくまとめています。
投資初心者から玄人関係なく、投資における大事な姿勢・原則を教えてくれる、とても学びある一冊です。
ちなみにですが、そんなバフェットでも投資利回りは平均で「年利20%」と言われています。
神と崇められる人物でさえその数字なのですから、安易な「年利20%!」とか「月利5%!(=年利60%!w)」などという言葉に騙されないでくださいね、それこそ”100%”詐欺ですから。
また、投資詐欺の9割以上が「ポンジスキーム」という形なので、興味があればその仕組みを調べてみてください。
きっと自分自身、そしてご家族や友人を守る知識になるはずです。
- 本ブログでは、私が実際に読んだ書籍から「勉強になった!」「気持ちが軽くなった!」などの学びや感動を紹介しています。
- 普段読書をしない方にも紹介する書籍の魅力が伝えられるようなブログ運営を目指しています。
- 願わくば、本ブログで紹介した書籍に興味を持ち、好きになっていただけると嬉しいです。
- よろしければ感想など、コメント欄にコメントをお願いします。
それでは本題に入ります!
投資で堅実に利益を得る方法
いきなり結論から言います。
投資で堅実に増やすには、「超長期で見ること」が最も重要です。
”投資”と聞くと、刻一刻と変化するグラフと睨めっこし、「買うか?売るか?」を手に汗握りながら選択しているようなイメージを持っている方もいるかと思います。
実際そのようにして利益を獲得しているプロトレーダーもいます。
そこまでではなくとも、日々変動する持ち株の値動きをチェックしないと気が休まらない、という方もいるでしょう。
こう聞くと、”投資”や”株”へのハードルがとても高いものに感じられます。
しかし、短期間でハラハラしながら利益を獲得するのではなく、”ほったらかし”こそが投資で利益を得る上で重要であると、バフェット及び著者は言います。
以下、引用です。
市場には情報があふれ、株価も秒単位で上下する。それに一喜一憂する人もいるが、バフェットはほとんど関心を示さない。(中略)買うべきなのは市場の気まぐれで価値が変わる株券ではなく、永続的に収益を産んでくれる事業なのだ。(p.16-17)
1分間バフェット|桑原晃弥
流行に追従する投資は、長期で見ればヘマなのだ。いつの時代も基本原則を堅持することの大切さを、バフェットはこう言っている。「時代遅れになるような原則は、原則じゃありません」(p.37)
1分間バフェット|桑原晃弥
「喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分でも株を持とうなどと考えるべきですらないのです」(p.49)
1分間バフェット|桑原晃弥
このように、本書では何度も株を長期で保有することの重要さについて説明しています。
流行り廃りを研究し、短期で利益を得ようとするのは、投資ではなく”投機”と言います。
そうではなく、過去の歴史やデータを見て、この先十数年経ったとしてもその社会的利益が変わることがないであろう盤石な投資先。
世間を賑わす魅力的な投資先に惑わされることのない自分への厳格なルールと、それを守る意思。
それこそが、投資で堅実に稼ぐために必要な原則なのです。
投資をする上で気をつけること
先の項目で、「長期的に株を持つ意思がなければ投資をすべきではない」などと分かったように書きました。
しかし、NISAで勝手にお金が増えていくのが楽しくて、つい他の投資方法にも興味が湧いた時期があり、一度に十数冊の投資についての本を買ったこともありました。
Youtubeで投資についての動画を観漁ったこともあります。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析、スキャルピング、空売り、仕手、、、
学校では教わらなかった言葉をたくさん学びました。
しかし、心の隅で常に訴えかけてくるバフェットの教え。
結局は”びびった”のが一番の理由ですが、今のところは超長期保有前提の株しか買わないようにしています。
そして、そんな決断を”是”としてくれる言葉も、バフェットは伝えてくれています。
「最も重要なのは、自分の能力の輪をどれだけ大きくするかではなく、その輪の境界をどこまで厳密に決められるかです。自分の輪がカバーする範囲を正確に把握していれば、投資は成功します。輪の面積は人の5倍もあるが境界が曖昧だという人よりも、裕福になれると思います」
投資の世界にはついふらふらとなる誘惑や、おいしい話がたくさんある。つい自分の能力の輪を出て、そちらでひと山当てたくなるものだ。(中略)大切なのはIQの高さや能力の輪の広さではない。自分の限界を知り、そこから出ずに戦うことだ。(p.142-143)
1分間バフェット|桑原晃弥
「成功は、飛び越えられるであろう30センチのハードルを探すことに精を傾けたからであり、2メートルのハードルをクリアできる能力があったということではない」
要は簡単なことをやれ、ということだ。(p.77)
1分間バフェット|桑原晃弥
”お金”についての書籍を何冊も出し、ローンや保険などに安易に流されることのリスクをわかりやすく、かつ優しく教えてくれた山崎元。
2022年に最も売れた本「ジェイソン流お金の増やし方」を出版した厚切りジェイソン。
私のお金についての知識をグンと高めてくれたこの2人も、異口同音にNISAで取るべき戦術を教えてくれたので、心強く株を始めることができました。
そして実際、とりあえず今の所はそれでプラスを安定して出せている状況。
「なぜこの方法を取ったか」を人に説明できるくらいには知識と経験を得ることができました。
しかし、それ以外の投資方法についてはズブの素人です。
ましてや、トレードは最初から、その道のプロと同じ土俵で売り買いをする必要があるので、いくら本を読んでも利益を出せるビジョンが浮かんできませんでした。
それに、株は変動が大きいほど利益(と損失)が大きいわけですが、それはすなわち、値動きを常に気にして生活をする必要があるということ。
一気にお金を失うリスクに加え、仕事、人間関係、趣味にも身が入らなくなる事態を考えたら、あまり魅力を感じなくなりました。
もし、データを分析し、次にどう動くかを予測することが得意という人がいるのなら、そんな人ならトレードに挑戦してみても良いでしょう。
経済の動向を見るのが好きで、次にどんな業界が盛り上がり、どの業界が衰退していくかを予測することが好きだという人も、トレードに向いているかもしれません。
「自分はトレードで食べていくんだ!」と、努力し続ける覚悟がある人も良いと思います。
しかし、バフェットと著者が言うように、誘惑に負けて十分な知識も持たずに未知の領域に手を出すのは、痛手を負う危険性が高いです。
NISAで堅実に増やしていくための具体的な方法論なら今やいくらでも紹介されていますし、だいたいどの著者も同じ方法を薦めている印象です。
ですが”攻め”の株取引は、業界把握、為替、データ値の昇降、日々のニュース等々をアンテナ高く収集する必要がある他、1秒単位から週単位のどの時間軸で勝負するかを決めるなど、かなり奥が深いものとなっています。
己の力量を知り、手を出す範囲の内外の境界を明確に定め、その範囲内でのみ戦い、勝ちを重ねていく。
これこそが、投資で失敗するリスクを最小限にするために注意すべきことです。
この教訓は投資のみならず、人生全般における重要な指針にもなりそうですね。
投資で成功するために必要なこと
最後に、バフェットが投資をする人に向けたアドバイスを紹介します。
バフェットは「投資家として大成功するためには、何をするべきですか?」という質問にはいつも、こう答えている。
「手当たり次第、読むことです」(p.119)
1分間バフェット|桑原晃弥
バフェットは投資家として成功する条件を、読書にもう一つプラスしている。
「少額でいいですから、投資をしてください。本を読むだけではダメです」
投資に必要なのは情報である。しかし、体験も情報の大切な一部をなすのである。(p.123)
1分間バフェット|桑原晃弥
NISAは100円から始められる投資ですが、証券口座を開設し、株を選んで購入している時点で立派な”投資家”です。
そんな投資家にとって成功するためにすべきことは、「手当たり次第の読書」と「実際にやってみること」。
投資に限ることのない大事な教えですが、これこそ、バフェットが重要とする「不変(普遍)の原則」なのでしょう。
誰しもやったことがないことに挑戦するのは怖いものです。
かといってリスクを取らなければ得られるものもありません。
しかし、ただ何の前知識もなく「えいや」で初めてしまっては痛い目を見てしまいます。
投資に関しては詐欺の被害に遭うリスクもあります。
詐欺とまで違法ではなくとも、国の制度に乗っかって、客の無知を利用して、本来投資家が得られる利益の一部を得ようとする企業もあるわけです。
だから、近くの書店でも図書館でも行って、まずは読書で学んでみる。
ネットの情報は玉石混交で、悪意ある嘘も存在しているので、あまり当てにはならない。
書籍というのは、出版に著者のみならず何人もの検閲を通して出来上がるものだから、信頼度は高い。
そして、いくつかの書籍を読み比べて共通していたのなら、その情報は信用に値するとして、それを基に行動に移す。
「知識と体験」、「文と武」。
これこそが、投資、ひいては何事においても上手にやるための真理なのかもしれません。
まとめ
1|投資で堅実に利益を得る方法
→ 超長期的(例えば10年)な投資をすること。短期で利益を狙うのは”投資”ではなく”投機”である。
2|投資をする上で気をつけること
→ 己の力量を見定め、手を出す範囲の境界を明確にしておく。誘惑に負けて実力の外に手を出すことは決してしない。
3|投資で成功するために必要なこと
→ 「手当たり次第の読書」と「実際にやってみること」。可能な限りの準備と勇気ある一歩で道は開ける。
以上で桑原晃弥著「1分間バフェット」の紹介を終わります。
いかがでしたでしょうか。
今回は本の内容がそもそも要点を細かくまとめているものなので、引用が多くなってしまいました。
機会があればぜひ、紹介した一部のその前後も読んでいただければ、さらに本書の言わんとしていることを学べるかと思います。
また、今回はあくまで”投資全般”についての書籍だったので、いずれはNISAに特化した書籍であったり、節税、賢い貯金方法であったりの書籍も紹介していきたいと思います。
文中で紹介した山崎元、厚切りジェイソン、他にもたくさんのお金にまつわる学びを与えてくれた著者を紹介することが楽しみです!
次は誰のどの書籍にしようかな。
今回紹介した内容は書籍のほんの一部に過ぎず、まだまだ沢山の知識、知恵、アドバイスなどが掲載されていますので、是非実際手に取って読んでいただきたいと思います。
もしかしたら、あなたの悩みをダイレクトに解決する何かと出会えるかもしれません。
SS(書籍最高)!
それではまた。
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